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2014.09.04
ブータン探訪−3
 夜には雨が降るものの、日中は青空も見渡せて幸運である。700m〜3700mの高度差の急な坂道の上下を繰り返し、今日はタシガンを目指す。
 松茸の採取で有名なウラ村を通る。8月の後半には松茸祭りが開かれる村。もちろんターゲットは日本人である。小さな子供を連れた夫婦が露天で松茸を売っていた。天秤での量り売りは、1キロ700ニュルタム(約1400円)!
検疫の関係で持ち出しは出来ないが、それでも安すぎる!もちろん購入して、夜のホテルにて蒸して食す。香りも高くしっかりした松茸。ちなみに検疫を受けた持ち出し可能な松茸はキロ8000円。それでも安いが・・。ウラ村はソバ畑の広がる村、農民の自給は足りていて、松茸は現金収入源。便利なものが無くても豊かなのだ。
 
3700mの峠トウムシンラ。富士山と同じ標高の峠にもチョルテンが建ち多くのルンタがはためいている。日本では考えられないが、森林限界には至っていない。シルバーファー(松の一種)が幽玄に茂っている。雲に覆われたその景色はアバターの世界のようだ。


 センゴ峠にて地元民の為のレストランに入る。食事内容は変わらないが、ハエが多い。この国ではハエを追う事はしない。生命はすべて均等に尊いのだ。唐辛子料理にもすっかり慣れた。

 ナンニンラの滝に寄る。ブータンでは山や滝に名前が無い。何処の岩の滝と言うそうである。この滝は人がよく落ちる事で有名なのだそうだ。雨期のこの時期の水量は物凄い。

 山肌をレモングラスが覆う山腹を走り抜け、車はタシガン県に入った。検問所の上空を、谷をまたいで掲げられたルンタが舞う。

本日の宿は、小高い丘の上に建つ。そこからの山様は絶景。


話が盛り上がり、本日の消費ビールは7本。
ブータン探訪−3
ブータン探訪−3